少林寺拳法の先生の 引っ越しを 手伝いに行ってきた。
もぅ・・先生は この機会に いらないものは 全部捨てて、持ち物は 最小限に したようだ・・・
これまでの 家は、旧道場を兼ねた 造りになっていたようだが、僕は この 古い道場で 練習したことがない。
入口の窓を見ると、昔の 少林寺拳法の 卍 (マンジ)の マーク が さみしく 残されている・・・
その昔、少林寺拳法が 世界に広まると、ユダヤ人 のお弟子さんたちが、 卍 を見ると、ナチス ドイツ の 旗を 連想してしまうから 嫌だと 騒ぎ出し・・ 今は、違うマークに変わったのだ・・(笑)
30年 程 昔、ここで、野心を持った 若者たちが、活気にあふれた 気合を発し、汗を流して 練習していたのだろう・・
それからも 練習場所を移し、繁栄したり、衰退したり・・・ また、繁栄したり・・・ を繰り返し・・
いろんなことが あった みたいだ・・
「へぇ〜 ここが昔の 道場なんだ〜」 そう 僕が言うと 先生は、寂しそうに
「そうだ! 夢の跡さ・・・・・」 そう 感慨深げに ジィ〜〜っと 廃墟となり、取り壊される 道場を見ているのだった。
夢の跡・・・ か〜〜?
夏草や兵どもが夢の跡. (なつくさや つわものどもが ゆめのあと) 松尾芭蕉
夢の跡・・か・・・ そういう事もあるさ・・・
でも 最後の最後まで やり抜くって ことは、誰にでもできる事ではないと 思うんだナ
そうだ! 実際! 誰もいなくなるまで やり抜くって ことは、誰にでもできる事ではないのだ!
実に 辛い事なのだ しかも・・ それは、常に正しい事とは 限らないのだ!
何も苦しみもしない 他人から 非難されることかもしれないのだ!!
道場とは何か・・・? 今なら ワカル!!!
道場とは、設備の整った 建物の事ではない
道場は 人なのだ!!!
人! 人! 人っ!!! すべては、人なんだ!!!
だから 人がいる限りは 何度でも 立ち上がれる
人は城 人は石垣 人は堀. なさけは味方 あだは敵なり
武田信玄で有名な 甲斐の国に古くから伝わる 名言だ。 だから 武田の領地には城はない・・
もちろん 人は理で動く 人は金で動く・・
でも、それだけではない 人は、義や 人徳でも 動く・・・・・・
・・・・・・ ・・・・・はずである・・(笑)
さぁ・・ どうだかなぁ・・?(笑)
よく解らないけど・・ 先生! 先生の物語には まだ、続きがあるように思う
最近、また、増えてきた、ちびっこ達! お母さん方の お弟子さん達・・
そして、新たに飛び込んでくる 若者たち!
その希望・・ なんとなく ワカルような気がする!
なんていうのかなぁ 今日のこの話、不思議と 破壊的な話じゃないんだ
人間にとって 破壊っていう行為って、なんだろう?
壊すっていうのは 新しいものを 造る 準備なのかも? そんなことを 僕は今日、ふと 思ったのです
練習に来る子供を みていると な〜んかなぁ・・(笑) 大変なんだけどね・・(笑)
今、元気が良すぎて 困る 四天王っていうのが いるのです(笑) あいつら 忍者だ!www
兵どもが夢の跡・・・ そこから 何が 始まるのか?