頑張ったし 実力も付けたんだけど あと一歩で アイドルになれなかった子達は・・・? つまり アイドルの研修生達の中で 負け組みとなってしまった子達は その後 どういう末路をたどるのだろうか?
もちろん それは、社会の どんな職種でも同じ事なのだが、生存競争に負けた者 として そういったもの達には 厳しい運命 と イバラの道 が待ち受けているのである。
名門 ハロープロジェクト!の研修生達、 ハロプロエッグ(現在のハロプロ研修生)
そのハロプロエッグ の厳しい生存競争を勝ち抜き 卒業し 活躍するようになっていった THE ポッシボー や 真野恵里菜 そして スマイレージのメンバー達・・・
しかし その一方 デビューするまでに至らず 取り残されて 研修課程を終了する事になってしまう 者達もいた・・・・・・・・
その 残ってしまった子達は ひとつのグループにまとめられ 活動していく事となったのだが
もちろん 正式な ハロー!プロジェクトの メンバーではない この数人は (仮)という烙印を焼き付けられ 「アップアップガールズ(仮)」 と名乗ることになり
いつの日か 再び ハロプロメンバーとなり メジャーデビューを目指すことを夢見て 雑草と化し ゲリラ戦を繰り広げ続けていくこととなったのだ。
少し前まで 当然のようにやっていた ライブ前の円陣や 気合いれ! にも参加できず・・・
1・00 くらいの場面・・・ 自分達より ずっと後に入っきて 合格した モーニング娘。の若手メンバー達にも もちろん 頭を下げる。
一見 華やかに見えるアイドルの世界だが これが 弱肉強食といわれる この世界の 厳しい現実なのだ。
ライブ会場も 用意してもらえず 炎天下の真夏の太陽の下で パフォーマンスを魅せて ファンを少しずつ 増やしていく・・
ハロプロと名乗れない ただの 無名集団である彼女達は 見向きもされず・・ それでも 道行く人達に振り向いてもらおうと さらに技術を研ぎ澄ませ ダンスを殺人的な域にまで 極めていく・・・
オリジナル曲も はじめは なかなか 与えてもらうことも出来なかった・・・
「かわいそう・・・・」 他のメンバー達や ファンたちからの 同情の視線が突き刺さるのも 辛かった・・・
しかし・・・ それでも 彼女達は 歯を食いしばって頑張り続け そして とうとう ここに来て 単独ライブができる実績もあげるようになってきた!!!
一年位した頃から よりダイナミックなパフォーマンスができるようになり 攻撃的なものに変化しはじめた。
そして ついに 2014年2月2日に行われた定期公演では ハロー!プロジェクトの聖地と言われる 彼女達の念願である中野サンプラザにて単独公演が行われることが発表された。
この逆境の中で よく 脱落者が 一人も出なかったものだと思う。
アップアップガールズ(仮)の全員 は、この瞬間ついに あの日から続いた 自分達との戦いに 打ち勝ったのである。
アップアップガールズ(仮) は、血統書付きの 由緒正しい ハロプロ出身者達であるが そうした事情もあって タワーレコードさん という 優しい 養父に育てられたグループだといえるだろう。
タワレコさん の社員の方々からみれば 「アプガは ハローじゃない うちの子達だ。」 と言う人も少なからずいるのかもしれない
さて ところで ここで 本日は アプガのダンスコレオグラファーについても記しておきたい
アプガの振り付け師の先生は 竹中夏海 先生だ。
この 竹中先生が アップアップガールズ(仮) のダンスをプロデュースした事が 僕は アプガ が成功した大きな要因の ひとつであると考える。
竹中先生は モダンバレエやバレエ、ジャズダンスに 新体操 などを学ばれてきた先生だが 最終的にたどり着いたのが、チアダンス だったという。
そうなったのは、「客席の声援まであって初めて完成する、このスタイルに強烈に惹かれた」 という理由だったらしいのだが その一方で また 一体感のある盛り上がりを全曲通して持続させる事ができ、 チアダンスで評価されるような「チーム全体での規律」ではなく「一人ひとりの個性」が評価されるダンスを演出したい という理想もあった。
そのようなステージ(ジャンル)を追い求め、行き着いたのが アイドルであり アイドルの振りコピだったのだという・・・
したがって 竹中先生の プロデュースする アップアップガールズ(仮)の振り付けは その場に集まった観客全員の 声援と 振りコピ が加わり 一体化することで はじめて ひとつの作品として完成するものとなっていった。
アプガのメンバー達は ライブの事を 決戦と言うのだそうだが・・・
決戦では この ファン全員と アプガ メンバーが 一体となって繰り広げる 強烈なパフォーマンスが 会場を興奮の坩堝へと巻き込んで行くことになる。
そういった 一体感が アプガが盛り上がってきた要因の一つだと 感じるのだ。
本日、自分は 札幌のHMV札幌ステラプレイス店で 彼女達のフリーライブを見てきたのだが やはり そういった部分というのが とても実感できたのだ。
一見 プロレスのような パフォーマンスなのだが あれは やはり チアガールなんだろうと感じた・・・
だから アップアップガールズ(仮) のダンスに もっとも近いパフォーマンスを魅せるのは チアガールをやっていた モーニング娘。’14 の 石田亜佑美 に思えた。
どうも 似ているのだ・・・・・・・・(笑)
でも やはり・・ 石田は まだ、成長過程とはいえ 国内の全アイドルの中でも 手が付けられないほど ダンスが上手いんで・・・
アプガは アプガで それとは違った 持ち味を出していくと おもしろいのではないか と思う。
今日、見てきた中で ダンスでは、古川小夏 のパフォーマンスと表現力が際立っているようだった。
あと その他の事で気が付いたのは リーダーを否定する 仙石みなみ ではあるが・・ 黙っていても どうしても リーダーとしての独特の オーラ が発せられていて存在感が ちょっと 笑えてしまった。
・・・それと 美声といわれる 関根 梓 の歌声が ひじょうに 心地よく聞こえたのが印象的だった。
ユニゾンの多いグループだが ソロパートを聴くと 驚くほど良い
これほど もったいない 無名のアイドルグループは 他にないだろう・・・・・・・・・・
このコーナーで 本日 はじめて登場した アップアップガールズ(仮)ではあるが 今後が とても 気になるグループなので 続報を配信していくことになるだろう
見ていて盛り上がれるし MC とかも 他の ハロプログループのメンバー達よりも おもしろいのだ。
札幌ステラプレイス店にて本日行われた アップアップガールズ(仮)の フリーライブの様子
通常 7人だが 本日は 5人だけだった 小さなステージでも とても上手く 盛り上げてくれた