意味は無いけれど なんとなく この記事は、このBGMなんだ・・・ (笑)
PCでご覧の方はこの曲を聴きながら お読みください・・・ そんなイメージで書いてます。
2012年3月、・・・ ひとりの アイドル好きの 大学生の女の子が、アイドルに会ってみたい という理由で たまたま開催していた 新生アイドル研究会 BiS の オーディション会場へとやってきた。
彼女は、オーディションに合格し ・・・・・・ その時は アイドルになるのを 「断ろう」 と 思ったという。
しかし・・ 生きている間に経験していないことをなるべく少なくしたかったのと、あの アイドル特有の美しいサイリウムの光を浴びてみたかったという 憧れもあったので、チャンスに飛び込んでみることにした。
それが、ミッチェル (ミチバヤシ・リオ) の アイドルとしての物語の始まりだった。
表立った舞台に立つのではなく 普通の仕事をしたいと 考えていたのと相反し、アイドルとしての人生を歩み始めたのだ。
自分に 「出来るわけない」 という本人の 考えとは裏腹に ミッチェル は、アイドルとして表舞台に立つうちに みるみる 美少女へと変貌を遂げていく・・・
ファンたちは、彼女の アイドルと 普通の女の子 との狭間に生じる葛藤と 切なさ に魅了され みるみる うちに虜になっていった。
ミチバヤシ・リオ というアイドルには、スター には ない ごく普通の 女の子の 「よい意味での馴染みやすさ」 があった。
Twitter のファンたちの つぶやき や ブログでのコメントすべてを 心に留め、臨機応変に ファボ して返したり 時には むくれたり・・・(笑) 時には悩み ある時は、自己嫌悪に明け暮れ・・
そして、誰よりも メンバーやファンの気持ちを 気遣い・・ だれかに異変が 確認できれば すぐに それを気遣って 優しい対応をみせた・・
ファンの一人ひとりから見て ミッチェルには、アイドルでありながら 学校のクラスメイト や 職場の同僚・・ あるいは幼馴染のような 身近な親しみやすさがあった。
しかし、彼女は、ファンたちとの交流と引き換えに メンバー としての活動により 当然のごとく 大学の授業や 就職活動の難航と言った 難題を多く背負うようになっていったのである。
一方で、ファンたちの優しさに触れ 少しでも長くアイドルでいてあげたい・・・ という優しさの 気持ちと 気持ちの ぶつかり合い に すり潰され 苦しみ続けるのだ。
その事は、短い アイドル活動の中で、就活に備え 髪の色を黒くしたり また、明るく染めなおし・・ そして、また 黒く染めてみたり・・・・ そういった不安定な 自己表現となって 表面上に表現されるのである。
考えてみてほしい
彼女は、アイドルとして過ごした期間、自分を応援してくれる ファン 一人ひとりの気持ちを どれほど幸せに感じたことか・・・
そして、それと 同時に大学の講義 の 出席数が減り、単位を落とすに したがって どんなに辛かったことか・・・
アイドルとして魅力を増し 輝きを 増すほど 普通に就職し、普通に暮らし、普通に幸せをつかみたい・・ という 本来の願いから どんどん離れていくのである。
ずっと、アイドルを辞めたいと思っていた。
しかし、辞めるに辞めることができない現実。
泣き言を言って・・ カッコ悪い自分を見せたくない。
でも、そうこうして時が流れるにつれ、同期で加盟した ワッキー(ワキサカ・ユリカ) の メンバー内での お姉ちゃん役、お母さん役になる事によって、少しづつ 精神的にも強く成長していった。
しかし、ワッキーが脱退し・・ ユッフィー(テラシマ・ユフ) が脱退し・・ そして、その流れで、ついに ミッチェルは、立ち止まる。
我々は、思う ミッチェルとは 最後 (来年と噂される解散の時) まで一緒に走りきりたかったが・・・
また一方で それでも よく ここまで 頑張ってくれた・・・と
BiS は、この1年で 三名の脱退者を出し そして、ここから 来年の武道館まで また新しいグループとして突っ走る。
このBiS の変化の速さと スピード感 のカッコ良さに 私達は 最後まで振り回されるのだろうか・・・
ミッチェル は、日本のアイドルの中では、最も一般のヲタに近い アイドルの一人だった。
まるで、学校のクラスの同級生のような・・・ そんな親しさを 感じられ・・ 誰からも愛される存在だった。
卒業の前に ファン達は、会場を ミッチェルの色であるオレンジ色のサイリュームで いっぱいにして ミッチェルに気持ちを伝えた・・・
それは、ミッチェルが 自分がアイドルになって経験したかった 憧れの あの素晴らしい 光景だった。
この物語は、ミッチェルが 日常の普通の女の子の世界から アイドルという 非現実的な世界へと ひょんなことから迷い込んで 過ごした
1年数ヶ月の 壮大なドラマである。 えっ? ミッチェルかい?
ミッチェルはね・・・・・・・・・・・・・・・・
辛くて 辞めたかった気持ちで いっぱいだったんだろうけど・・・・ 終わってみると、寂しくて・・・ 楽しかった想い出で いっぱいに なったようだよ。(笑)
本人の自由意志! 自分の判断による 進路の決定。
そこには、かつては いなかった、強い意志の持ち主である ミチバヤシ リオ がいた。