ちょっと遅くなったんだけど この話題を・・・・
ザ・ピーナッツで知っている事といえば、怪獣映画の 『モスラ対ゴジラ』 に出て 「モスラ〜やっ、 モスラ〜 ♪」 と歌っていたことくらいだ。
あと、ジュリー(沢田研二)の 元奥さんで、ジュリーが田中裕子と浮気した時、ジュリーから暴力をふるわれていた。 という事くらいだ。
あと、姉妹で海外の有名番組エド・サリバンショーに出ているところを you tube で見たことがある。
なので、『モスラ対ゴジラ』の話をしたい。
大昔、まだ、インターネットも 録画できるDVDやハードディスクも ビデオすらない時代、テレビ番組というのは、放送される一回しか見ることの出来ない 貴重な娯楽だった。
しかもテレビは、ひとつの家に一台だったから 『三丁目の夕日』 みたいに 一家で番組を見て 次の日は、その番組の事が学校のクラス全体で話題になったりしていた。
もちろん『モスラ対ゴジラ』は、映画館でやった映画だったのだが、多くの人はテレビでやった時見た・・・ ようだ。
おじいちゃん おばあちゃん お父さん お母さん 小さい子供たちが全員、テレビの前に集まって・・・
その映画が その晩 テレビではじまった。
嵐の後、海岸に流れ着いた巨大なモスラの卵。 のシーン。
そして、人類が核兵器の実験で産み出してしまった 悪い怪獣ゴジラ(本当は、人類が悪い) が出現して、みんなの街を破壊していく様子。
近代科学兵器がゴジラにまったく効かず 歯が立たないシーン。
横暴な日本人達が、インファント島の人達に インファント島の 守り神 モスラ にゴジラと戦ってくれ! と頼み・・・・
寿命が後、僅かで もう弱ったモスラが やって来てくれて ゴジラと戦うが 勝てずに卵を護って死んでしまうところ。
そういった、ところを 家族全員でテレビの前で 食い入るように見つめ 「ああ・・・ モスラの目の光が消えた 死んだ!!」 などと、どこの家でも その晩は、プロレスでも見て応援するようにしているのだった。(笑)
それで、今度、親モスラが護りきった タマゴから モスラの子、幼虫が産まれるまでが長い。
その間、ずっと、ザ・ピーナッツのふたりと インファント島の人たちは、マハラ・モスラという歌を歌いながら タマゴから生まれるよう祈り続ける。
モスラは、本来 戦うための怪獣じゃない インファント島の 愛の守り神だ。
それなのに モスラは日本に来て ゴジラと戦って死んでしまった。
なのに 彼らにぜんぜん関係ない 多くの日本の人たちが ゴジラの為に犠牲になっているのを 助けようと 歌い続ける。
当時、この映画を見ていた子供達は思ったんだ。
「僕達も(私達も) もし 他の国の人たちが 、(地震や災害などで) 困っている事があったら こういうふうに 助けてあげないといけないな〜 」 って
そうする事が、どんなに困っているときに 嬉しいか・・・・
助けてもらう事もそうだけど 助けてくれようとする その気持ちが そういう時って嬉しいんだ って・・・
僕達(私達)の日本も 未来は そういう国になりたい。 と 当時の子供達は、思った。 そして、とうとう タマゴから モスラの幼虫が産まれる。
「あっ!! 幼虫・・・ 双子だ!!!」 「双子だ 双子だ 」
昭和の家庭のテレビの前で この晩、どこの家でも家族で騒いだ。(笑)
産まれた 双子のモスラの赤ちゃん達は、 カタキを討つため 二匹でゴジラの方へと近づいていく
共同作戦だ ゴジラが こっちに気をとられていると 別の一匹が、後ろから糸を吹きかける・・・・
一方が危機に陥れば もう一方が ゴジラのシッポに噛み付く。 振り回されても離れない。
何とか二匹で、ゴジラを まゆ にして固めてしまおうというのだ・・・
どこの家庭も 家族、全員で 手に汗握った夜。(笑)
次の日の朝、学校は、その映画の話題でもちきりとなる。
そして みんな口々に あの歌を歌っているのだった。(笑)
ゴジラは怪獣の王様 というのが世間での定説だが
実は、このゴジラと過去に戦って おそらく 最も、対戦成績がいいのが、このモスラだ。
対戦成績 モスラ対ゴジラ (幼虫モスラズのリングアウト勝ち)
通算成績 一勝二敗一分け(初代、二代目ゴジラ合算で)
・・・・ という事らしい。
(それでも負け越してる あっ キングコングの方が勝率いいのか?)
参考サイト ↓
『モスラ対ゴジラ』(1964)♪マハラ〜 マハラ モスラ〜♪ゴジラが悪役だった最後の映画。