ベルサイユ市内の花屋さん
フランス人青年と ご結婚され パリ近郊で 新婚生活を始められた 紅型アーティスト ふじの さんから また、フランスの最新の フラワーアート情報が届いた。
今回は、ベルサイユ市内の写真を 送信してくださったようだ。
まず、これらの写真については、駅前の花壇について 日本と違い 背の高い花を 植え込みしていて、 感覚の違いを感じた・・ という感想が添えられていた。
やはり メンテナンスの 手間を省かず 高低差による立体感や、色合いを活かした アート最優先 という意識を 感じずにはいられない。
写真は、フランス ベルサイユ市・・・ 駅前の 現在の花壇の様子 と思われる。 綺麗だよね。
この写真を見て まず日本との違いに気付くことは、 グリーンの使い方だ。 日本の公共の花壇は、花、花、花・・・・・
で、グリーンは雑草のように見えるから・・・ という意識があり・・ 花の咲かないもの は、あまり入れない。
ところが、これは、アレンジにもいえる事だが ヨーロッパでは、グリーンを多く使って 作品を作る。
写真を見ていただければ 解るように グリーンでも 濃いグリーン 淡いグリーン シルバー がかったグリーン と グラデーションを利用して ナチュラルで美しい花壇を演出しているのが お解りいただけると思う。
次に、 同じく ベルサイユ市内の朝市に並ぶ 切花を見ていこう。
すごいね・・・・ うちのブログの住人のみなさんは、 ふじの さんのおかげで ベルサイユ市内の観光が 居ながらにしてできる。
まず、この写真では バラとかは、つぼみ のように見えるのだけれど コメントでは、満開の花が多く見られた という感想が書かれていて
日本の花屋さんは、開花していない つぼみ の花を 売るのに対し フランスの花屋さんの 感覚の違い が とても よく現れた部分だと言える。
日本人の感覚としては、これから咲いて 長持ちしたほうが得・・・ という意識が強いが
「自分達は、芸術において世界一なんだ!!」 という 死んでも美にこだわる フランス人 の意識は違って プレゼントされた時・・・ まさに その瞬間が 一番開花して 美しい状態にする!! という アーティストのこだわり が ここには、現れている。
彼らは、 受け取った 瞬間の その花の 一番美しい時の絵を まさに その時の 美しいイメージを こころ に生涯、残るように焼き付けるのだ!!!
それは、まさに 一生に一度 その時だけのアート その一瞬、何もかも賭けて最高に輝き あとは、すぐに散っていく・・・
この感覚は、日本人の感覚でいえば 桜に対する 美意識を例にあげれば お解りいただけるかもしれない。
これだけ カッコいい話をした後に 野暮な話になるが 価格のことも ちょっと考えてみよう。
写真をみると、 5 ユーロ、 6 ユーロ、 という価格で 本日のレートだと 1 ユーロ あたり 110円 くらいだから 日本円に換算すると 550円 とか 660円 くらいということになる。
朝市で リーズナブル なのだろう と考えても この種のバラが、束になって こんな値段というのは驚きだ!
日本なら束じゃなく 一本だけで 350円 〜 500円 くらいはする。
このあたりは、花が 大量に流通されている為なのか? それとも そもそも バラ という品種自体が、向こうでは相場が安いのか?
今後の情報で 調べていきたいと思っている。
もう一枚 虹の写真が来た 『ベルサイユの虹』 ・・
うん・・・ 感動した 気持ちはわかる・・・ 美しい また、写メしてください。