今日は、この曲を聴きながら 読んでください。 今日は、2月26日、 1936年 2月26日から29日に発生した 「226事件」 について書こう・・・・ と思ったが、 もう お解りになると思うが、 retriever が、この事件を書くと、 若い方達で、感情を感化されてしまう人たちが、出てくる可能性があるような気がして、 なんか いけない気がする。
それほど、恐ろしい事件だ。
もちろん 今の人たちが、この事件を考えるにあたり、 尊王思想を 意識しすぎない方がよいだろう。
その事にばかり、意識をとらわれるから この事件の本当の恐ろしさが、見えてこないのだ!
近年あった、オウム真理教の地下鉄サリン事件 より 相当の危険性があった。
そして、この事件は、今でも 軍のクーデター未遂事件として、失敗に終わったと 認識されているのだが・・・・
はたして、 2.26事件は、 失敗したのだろうか?
おそろしい事だが、 この事件は、7〜8割り方は成功した・・・ と retrieverは、今、思っている。
この事件の後、陸軍は、のし上がって行った。
226事件を見ろ! 陸軍は、怖いぞ! 陸軍は、本当に日本を良くしようとしている。 筋金入りだ。
文句のある奴(政治家) は、若い奴らが、頭に来て、殺したり 懲らしめたりするかもしれないゾ!
という PR になっていってしまった。
もちろん 青年将校たちは、そんな日本にしたくて 決起したのではなかったのだが・・・
2.26事件を起こした 正義感の強い死刑になった青年将校達の人気を 狡賢い一部の軍部が、うまく 使ったのだ。
当時、日本の経済は、ズタズタで、東北地方の農場は、悲惨な目に遭っていた・・・
ズッタズタに貧しく・・・ どんなに働いても食べれず、 みんな 娘達を女郎部屋に売るしかなかった。
腐敗した 政治家達は、口では 頑張っているふうな事をいいながら、 実はダラダラして 信じられないような高級料理を食べ、 そうして、女郎部屋の女の子達を抱いたりして快楽の限りを尽くしていた。
連日のように 女郎部屋の農村から売られて乱暴された女の子達は自殺し、水死体があがった。
そして、軍隊の一番、下の兵隊さん達というのは、そういった農民の出の男の子たちが多かった。
部下達の 姉が妹が そういう目に遭い死んで悲しむ姿を 毎日毎日 見て心を痛めていたのは、彼らの直属の上司である 若い青年将校たちだった。
「今の政治じゃダメだ! 何とか しないと駄目だ! たとえ 自分達は八つ裂きにされたって・・・ 」
そして、ついに 行動を起こした! こらえて こらえて ついに我慢が出来なくなって・・・
でも それは、日本に対する反乱軍!!
兵隊は無罪、将校は死刑。 でも 無罪になった兵隊達も その後、戦地で、危険な任務を与えられ ほとんどの人が死んだ。
時の権力者達は、国民が彼らの正義感に感動し、感化されることを恐れ 報道を完全にストップさせ、闇に閉ざさせた。
そして「226事件」ではなく はじめは、「不祥事件」 として ごまかそうとした。
でも 不詳なのは 青年将校ではなく 当時の 国民が苦しんでいるのに とんでもない事をしている政治家たちだった。
歯を食いしばって とんでもない政治家や官僚を倒し なんとか農村を助けよう 国民を もう少しでも 楽にしようと思って 決起した青年将校達は、無理やり殺され・・・・
国民達は暗い空気に 包まれた。
だが、先にも述べたように この226事件によって 巨大な鋼鉄の歯車は、作動を開始し 日本の政治の中枢は、陸軍が支配していくようになっていってしまった。