昨日、投稿できなかったのは、東京の霞光から電話がかかってきて、夜遅くまで 話していた為だ。
以前にも書いたように 霞光は 武道オタク なのだが、昨日は、ずっと、そういった話をしていた。
彼は今、
楊式太極拳を習いに行っている。
え? 太極拳って武術だったの? と、 いう人も少なくないかもしれない。
武術としての太極拳の特徴をひとつ挙げるなら 運動神経まるでなし の人でも上達できる格闘技・・・・ 非力な人でも、大きな威力を発揮できる武術・・・・・ だそうだ。
ただし、 よくカルチャースクールでやっている 24式 (動きが24ある) の 簡化太極拳は武術ではない。
あれは、有名な あの毛沢東が、太極拳の動作を 国民の健康の為、体操化させたものだそうだ。
ただ、 動作は太極拳なので、 ちゃんと、発剄 (はっけい) という、それぞれの流派の特殊なコツ や用法、・・・・・・ つまり 実際に相手が危害を加えてきた時の対処方法 を ちゃんと学べば、立派な武術になると 霞光 はじめ そういう武術を学んでいる人達は言う。
この 発剄というのが、会得するのが大変で、これがないと、武術としての威力を発揮できないのだが、身につけるまでに何年もかかる。 霞光は、もうずっと、これを追い求めている。
太極拳の動きは あんな ゆっくりで、武術として使い物になるの? という疑問もあるだろう。 いい疑問だ。
練習では、何年も 何十年も ゆっくりと動く
だから 相当 運動神経プッツンの人でも ゆっくり ゆっくり 長くやれば 誰でも上達する。
気功法でもあるし 無理のない体操にもなるから 健康にもムチャクチャいい。 肩こりもとれ ぐっすりと眠れるようになる。 肌年齢も若返る。
しかし、ゆっくり ゆっくり 落ち着いて 大きく動くことは、 ごまかしが きかない。
「あ、 ここ ちがう!」 とかすぐに指摘される。 そうして、何年も 何十年も 何億回も・・・・・・・・・
だけど、 ある時 荒くれ男に襲い掛かられた時、 素早く使ってみる!
何億回 何兆回と ゆっくり ゆっくり 肘の位置、膝の位置、体のひねり を チェックしながら 嫌になるくらい繰り返し練習した動作。
目にも止まらぬ速さで 精密に動き 目標を捕らえ 大きな 大きな力を発揮する。
前例があるのだ 大昔の話だが、中国、
陳家溝(ちんかこう)の村人達、 村を襲いに来た山賊たちも びっくり した!! ヨボヨボな老人 力の無いお母さん達 「 なんだ!! こいつら!! 」 というぐらい 強かったらしい。
この村にやってきたひとりの少年、名を楊露禅といった。 霞光の先生の 先生の と ずっと、たどっていくと この人にあたる。
あと、推手 という独特な練習方法がある。 戦う相手と手首と手首を触れ そこから 相手を突き飛ばしたり その力を横に流したりするのだけれど、 ずっと、これを修練すると 手首がレーダーの役割を果たして 離れていても かざした手首の感覚で相手の動きが読めるようになるというのだが・・・・・・
そいいった種類の話を きゃつは 自分の休みの前日の夜 永遠と話し続けて 次の日 仕事のあるretrieverにダメージを与えるのだ。
これは、霞光の通っているところとは別の団体だけど、
実に優雅で和みのある流れだ。 瞑想太極拳 というそうな・・