緑道

札幌の元花屋さんのブログ いろんな事 書いてます。

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2007.08.31 Friday

行く手は暗雲

 生花の流通も近年、変化しはじめている。
生花市場で仕入れせず、インターネットで花を入れたりする店も多くなっている。
 つまり、セリが終わるまでの時間と市場までの往復にかかる時間で、一人が午前中いっぱいかかってしまう。
現代では、そんなにチンタラやってられないようになってきている。

 インターネットなら、前日に画像を見ながら発注し、翌日朝には東京から、店の前に花が届く。
午前中がフリーになる。

しかし、問題は市場と交流を持っているメリットもあって、例えば、生け花の特殊な珍しい花なんかを無理いって探してもらったりという事がある。
 その代わり、普段から 付き合いで余分に買ったりする。

ガソリン代の値上がりから、今までは3000円以上だった配達を3500円以上に引き上げる花屋もでてきている。

中国産がこれだけ叩かれると、今後、ディスカウントを売りにしていた花屋は、方針を変えざるをえなくなってくるかもしれない。

いずれにせよ、今、増えすぎている花屋は、今後すべては生き残ってはいけないだろう。

いよいよ、これから暗雲たちこめる戦場へと突入といったところだ。
しかし、まあ、こういう時には逆にチャンスもある事はある。

最近、俺は大きな手柄をいちかばちかあげるよりも、なんとか無事に乗り切りたいと考えるようになった。
それなのにいつも、大波乱の連続だ。

この先、間違いなく大きなうねりが何度か襲ってくる。

 俺に要求される事は、現時点で極力ショップの温存に勤めながら、新しいニーズを探索。
場合によっては、先んじて、好ポジションに移動する事か?
スピードが問われる。

苦手なんだよなあ・・・そういうの


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体にいいポリフェノールとアントシアニンがたっぷり
ブルーベリーのワイン      1080円

   
   本日の出来事
 
ドイツも地球温暖化対策に賛同 
デスノート・スピンオフL(外伝)L再起動 キャストあかされる

2007.08.30 Thursday

ショップは俺の船

 なぜ、ショップを持ったかという事について触れておこう。
ちょっと理解しかねるかもしれないが、ショップは俺が世の中を自由に航海する為の船だ。

 雨や風、暑さや寒さを防いでくれ、ネット環境や通信機器、それに車。
サラリーマンなら、自分の給料で消費する費用を、まかなう能力を持った家。

 配達用の軽バンだってそうだ。
普段は、仕事に使い、自らガソリン代を稼ぐ能力をもった車。
夢の無限機動だ。

 そして、商業用バンは、つくりが簡素で、荷物の積載重量も、普通常用車より重いものを搭載でき、ディスプレイや葬儀のスタンド、ブライダル一式などをいっぱいに搭載し目的地へ気合をいれて、向かう時なんかは、まるで爆撃機が敵艦隊に爆撃に向かう感覚がするのだ。

 台風の直前には、外に出している鉢モノや資材を店内にあわてふためきながら格納する。
 「いそげー! 嵐が来るぞー!」とさけびながら。
店内狭しと、足の踏み場もなくなるくらいに、非難した鉢が置かれ、花達も不安そうだ。
しばらくすると、暴風雨である。

 嵐が過ぎると、甲板にまた鉢をならべる。
従業員は、男の子も女の子もみんな、海賊たちだ。
店のひさしの下、腕を組み、カッコをつけて風に吹かれてみる。

 でも、心配しないでほしい。
いつも、こんな事を考えているわけではないから・・・・

ふー、しっかりしないと座礁するな。

   今日はドクロ特集!
   まずは、レディース 


ドクロタンクSP




かっこいいドクロタンクトップ


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ロングチェーンのドクロ携帯ストラップ


   本日の出来事

中華航空機爆発事故・・・製造時からか?
夏休みの宿題どうだった? 小学校30年ぶりに授業増

2007.08.29 Wednesday

観葉植物の虫退治法

 観葉植物を花屋から購入して、家に持って帰った後 しばらくしてみると、小さな羽根のはえた虫が湧き出て、部屋の中を飛び回りはじめた事のある人は、いないだろうか?

その虫は、おそらく、葉ダニか、ショウジョウバエである可能性が高い。
ダニといっても人間やペットを刺すわけではないのだが、放っておくと、他の植物に移ってしまう。

 困ったことに、これは、購入する時には見定める事ができない。
その時には、まだ、卵の状態で土の中にひそんでいて、見た目ではわからない状態にある。
生産者でも花屋でも、これでは、打つ手がない。

 そして、今までの数多くの お客さんからの報告では、これらの害虫に効くとされる、薬や殺虫剤を使用しても 一時的には、抑えられるが、しばらくすると再び繁殖しだしキリがないことが多い。

 つまり、表面の虫を退治しても、その時には土の中にもう卵があり、やっつけても、やっつけても、新手が出てくる悪循環におちいってしまっている。

 さて、それでは、ここでかたずけてしまおう。

必要なモノは、タバコ2箱、流しでつかう水切りの中に入れるアミ、バケツ、水。
 
緑道は、これだけで虫達を、沈黙させる。

バケツに水を入れ、タバコをアミに入れてバケツの中に放り込む。
つまり、タバコのお茶を作るわけだ。

注意しなければならないのは、小さい子供の手の届くところでは、絶対にやらない事だ。

タバコのヤニは人にとっても猛毒である。
しかし、植物性のものなので、植物に与えるには、まったく害はない。
この、タバコ汁を、鉢土の上からドブドブと注ぐ。
受け皿に溜まった水を2〜3回、繰り返し注ぐ。
これだけでOK。

 他の鉢に虫が移っている可能性があるので、他の鉢も疑わしきは全部、殺ってしまおう。


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     売り切れ

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2007.08.28 Tuesday

皆既月食当日

 みなさん、皆既月食、いかがだったろうか?
オレンジだったねぇ。
 今日は、仕事中から、気になって ソワソワしていた。

 札幌の場合、街中に天文台があって、とりあえず、そこに 行って見ることにした。
大きな、池のある公園の中の、小高い丘の上にその小さな天文台はある。

ただし月食の観測は、何も 大口径の天体望遠鏡でなくても肉眼で十分なわけで、行ってみるとやはり、ペルセウス座流星群の時にいた、天体観測員のお兄さんが、説明してくれていて、望遠鏡は作動していなかった。

 東の空は、曇っていて、すぐに月は出なかったし、公園内の茶屋でラーメンでも食べる事にした。
普段の天体行事とちがうのは、時間が早い為か、若い高校生の女の子達のギャラリーも多いという事だろうか。

 ラーメンを食べていたら、雲が晴れてきた。
おお、オレンジ色だ。
地球の大気は、まだ綺麗だった。
          
              皆既月食

 カップル達もいい不陰気でポツポツと空を見始める。
俺は、犬の散歩をさせていた、男性と2、3事、話して、犬をかまって帰ることにした。

ペルセウス座流星群の時も、空の明るい札幌で3,4つ流星が見れたし、今月は満足のいく成果があげられた。

 明日は、集中して仕事しよう。
あたりまえか。

           
和風なごみかぜ根付(お月見うさぎ/ピンクシルバー)






 


2007.08.27 Monday

最後の鉢物泥棒 アロエ、泥棒を撃破!

 観葉植物をよく盗みに来るヤツがいた。
そいつは、目利きのヤツで価値のあるものだけを、無駄なく盗んでいた。
しかし、そいつは、ある時 うちの植物に ひどい目にあわされ、それ以来、来なくなった。

 その時、うちのショップには、巨大なアロエの吉祥天の鉢物があった。
白い磁器の大きな鉢に植えられたその吉祥天は、一抱えはあろうか、3人掛りでやっと持ち上げられる重量だ。
 この図体の大きい植物は、うちのショップの主(ヌシ)と今でも呼ばれているほど存在感がある。  (思えばこいつがきた後、売り上げが伸びた。)

 鉢物にも、個性がある。
コイツは長さ2センチにも及ぶ、ふっといトゲを見事な肉厚の葉の周りにまるで、針衾のように突き立てている。
 
 この図々しい主(ヌシ)の植え替えは、まるで猛獣の捕獲だった。
溶接用のブ厚い手袋を装着し、それでも腕の内側や肩を ボロボロにされながら移植をやっとの思いで、終了した強者だった。

 そのトゲは、トゲというよりは、槍。
槍というよりは、獣の牙をギザギザに加工したような・・・とにかく思い出すのも嫌なくらい異常に痛かった。

 主(ヌシ)はこの大きく美しい磁器の鉢が大そう気に入ったみたいで、どっしりと根をはやし、まるで ふんぞり返るように 更に でかくなった。

 そんな時、泥棒が盗みに来た。
他のモノには手をつけず、おそらく、白い磁器に入った存在感のあるその鉢モノを持ち上げようとしたと思われる。
 持って行けなかったところを見ると、犯人は、2人以内である事は確かだ。

 おそらく次に、鉢は諦め、一抱えはある植物本体のみを 引っこ抜き、抱え持って逃走しようと試みたはずだ。

 これは、推測ではなく、この時、泥棒は間違えなく「ぎゃー!」と悲鳴をあげ、あたりを のたうちまわったはずだ。
嘘だと思うなら、うちのショップで 主(ヌシ)の植え替え体験キャンペーンをさせてあげよう。

 よほど、その痛みに頭に来たのであろう。
そばにあった 坪庭に使う、重量級の岩石を吉祥天の上に おもいっきり叩きつけて、潰した。   (すごいバカ力だ・・)
 どう退散していったのか、カメラでもつけて写しておきたかった。

 おそらく「う、・・う・・、い、、痛てえ・・うごー、・・・うぐぁーー!  ぐむむむむむーー!」といって逃げていったはずだ。

 後に残された岩石の下敷きになった主(ヌシ)は、ほとんど無事だった。   (ば、化け物か?)
葉に擦り傷ができ、新芽(新芽ったって、竹の子みたいな硬さだ。)がひん曲がったが、ぐんぐん治って、2,3ヶ月もすると新品みたいになった。

 その後、不思議と鉢物泥棒はうちに入った試しはない。


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やさしいどころか、むしろ肌にいい。 アロエは焼けどの時ぬると、跡を残さず治す。 痛みも驚くほどとる。

 
 



 



2007.08.26 Sunday

皆既月食

 2007年8月28日、この日は、2001年1月以来6年振りに全国で皆既月食が見られるぞ。

 月食がなぜ起こるのかは、もうみなさん、お解りになっているだろう。
そう、太陽ー地球ー月が一直線に並び月が地球の影になる事によって、あたかも月が欠けたように見える訳だ。
 
 この、地球の影にあたる部分だが、もし、月から見ると、太陽が一部だけかくされた「半影」と、大部分をかくした「本影」がある。
 月がこの半影に入る事を「半影食」といい、これは影が薄すぎて目で見ただけでは月食と解りにくい。
 一方、今回の月食ような、本影に入る「本影食」は暗い影なので肉眼でもはっきりと月が欠けていくのが見える。
 一般に、月食というのは本影食の事をいう。

 解りにくい方はこのYouTubeを見ると解りやすい。
地球の影にあたる部分に、ターゲットスコープのような二重の円がひかれており、内側の円が本影、外側の円が半影だ。
月食を地球から見た場合、もう一度そのアップ、月食を太陽から見た場合、月食を月から見た場合があるので、まず、見てみよう。

               
   
 最後の月から見た時、太陽が全部ではなく、一部だけ、地球に隠れた状態、これが半影に入った状態だ。
半影に入るとやや薄くなり本影に入ると地球の影がはっきりと写りはじめる様子が解る。

 それから、これももうお解りの方が多いと思うが、完全に月が地球の影に隠れてしまう状態が、皆既月食。  一部が欠けて見える状態を部分月食という。
 これを「皆既食」「部分食」などと呼ぶと、ちょっと知ってそうでカッコいいぞ。

 もうひとつ、本影に月が入った時、なぜか月は真っ黒くならない。
これは、地球の大気(空気)がプリズムとなり、太陽光が内側に屈折する為である。

そして、その際、大気の中に含まれるチリ(塵)を光が通過する時、光の波長の短い青い光はこのチリに当たって 散乱してしまい通過できない。
逆に散乱の影響を受けにくい、波長の短い赤い光が、かろうじて通過する。
夕日が赤いのと同じ理屈だ。
 その為、皆既食の時の月は、赤く見える事が多い。

 ただし、毎回そう見える訳ではない。
つまり、その時の地球の大気の中のチリの量により月の色が異なって見えるのだ
 20世紀のはじめ、フランスの天文学者ダンジョンは、肉眼で確認できる皆既月食中の月の色分けを5段階に分け、「ダンジョンの尺度(スケール)」を提案している。

          ダンジョンの尺度(スケール)
尺度             月面の様子
0   非常に暗い食。   月のとりわけ中心部は、ほぼ見えない。    
1   灰色か褐色がかった暗い食。  月の細部を判別するのは難しい。 灰色またはこげ茶色
2   赤もしくは赤茶けた暗い食。たいていの場合、影の中心に一つの非常に暗い斑点を伴う。外縁部は非常に明るい。 暗い赤
3   赤いレンガ色の食。影は、多くの場合、非常に明るいグレーもしくは黄色の部位によって縁取りされている。 明るい赤
4   赤銅色かオレンジ色の非常に明るい食。外縁部は青みがかって大変明るい。 オレンジ

 国立天文台ホームページでは、今回のキャンペーンとして、この尺度の5段階を、色分けして報告を募集している。
 これは、解りやすいし、これからも使えそうなのでご紹介しておこう。

            国立天文台 色の見本

 大気中のチリの量が少なければ、オレンジっぽく。
 大きな火山などが、1、2年内に起こり、火山灰などが舞っていれば暗い色になる。

 今回は、ここ数年大きな火山も起こっていないので、黒っぽくはならないだろうといわれているがどうだろうか?

 気になる公害による大気汚染についての影響だが、調べても、まだ何処もその事には触れていないようだが?
大気汚染は、自分達のまいた種だが、本影食が黒や灰色にならないように祈りたい。

              
ステラエッグ(家庭用星図プロジェクター)





           

2007.08.25 Saturday

あぶない花屋

花斬りretriever

                考えてみればさ・・

           何で、花屋なんかやってるんだろうな?

            毎日、毎日、花、斬り刻んでさ・・

        
               でもさ・・・・・

               
            もう、こうなったら徹底的にやってやる!

            この手の中にあるフローリストナイフが

                  砕け折れるまで


              斬って、斬って、斬りまくってやる!

          
      

2007.08.24 Friday

人間のプロ

 運転免許を習得して、車に乗り始めた時、実際の公道を走っている自動車が、いかに教習所で教えている運転をしていないかと、いう事に気づく人も多いだろう。
自動車も時速100km以上出ないように、最初から作ってしまえばいいんだ。  交通違反をすれば、機械が感知して自動的に点数引けばいいんだと。   

 警察は人間だから、全部は取り締まれない。   機械だったら、絶対に違反を見逃さない。   そうすれば、暴走族もいなくなる。   交通事故も相当減る。   いや、事故がおきたって、速度が出ないから、死亡事故は、激減する。

 なぜ、そうしないのだろう?   公道だけでなく、学校でも、社会でも、公平じゃない。   弱いものが、管理者の見ていないところで、損をさせられてる。


 ここからが、本題だが、例えば、野球の審判なんかを、機械判定にしようと思えば、できるわけだ。   
 だが、どうだろうか?
人間はダメだ!   人間は微妙な判定ができない!   人間はクビにする!
機械のいう事をこれから聞いてもらう。   君たち人間は、機械のいう事を聞いてこれからプレイしてもらう。   
 それで、果たしていいか?

 人間には、悪い心も良い心もある。   ルールを守ってプレイする事は、見張られているから仕方なく守るのではなく、ひとりひとりの自由意志で、自主的に守っている。   

 ルールを守るのも人間、判定するのも人間、違反者を裁くのも人間。
機械や神に頼る事もできる。・・・機械や神に頼れば楽・・・でも自分達でやる。
人間だから、無意識に好き嫌いがある。   だから、本拠地のグランドの審判、相手のグランドの審判、半々でプレイする。

 審判も人間だから、微妙に判定が違う、「今日の審判は、外角低めの玉、ストライク取ってくれないな。   仕方ない、じゃあ、この手だ。」  みたいに誰が審判になってもやれないといけないのだ。

 反則も故意に使う時がある。   審判が見逃せば反則で無くなってしまう。   審判だってプロだから、毎日 目を鍛え 定期的に試験に合格しなければ、審判をやめさせられてしまう。    
 
 プレイヤーには、判定は覆らないが、審判に抗議し、圧力をかけ少しでも公平な判定をさせようと試みる権利がある。     いや、そうしなければ いけない。
カンカンに怒って、今にも飛び掛りそうにみせながら抗議すると効果的だ。 
 この際、少しでも体が触れると、「退場ーー!」といわれる。    いや、時には そのくらいやる。    また、審判に暴言をいうと、2、3言までは、拳を握り、肩を震わせ堪えるているが、しまいに「退場ーー!」といわれる。  

 反則を使う時は、見つからないように使う。   偶然ぶつかったフリをしたり、大袈裟に謝ってみせたり。   反則を使うフリをして、失敗させる事もある。
 滑りこみで、両足を相手の方に高く上げ、スパイクで蹴る真似をしたり。   スパイクが相手の体に、触れたら反則だが、触れなければセーフだ。

 サッカーなんかでは、いよいよ危なくなると、足を引っ掛けて、敵選手を転ばす。
イエローカード覚悟だ。   点を取られるより、悪党のそしりを受けペナルティーを受ける方を選ぶわけだ。

 相手の選手もプロだ。   足払いをかわし、繰り抜ける。   しかし、優秀な選手ほど、これを多く受ける。   当たり前なのだ。   超一流の選手なんかは、2人掛かり、3にん掛かりでつぶされる。   それでもひと試合に一本、決定的パスを決めたりする。   手の届かないところへ行ってしまうわけだ。

まとめると、こんな感じだ。

 ルールは全員が、自主的に守らなければならない。  これは、紳士協定だ。

しかし、

 破ろうと思えばルールを破られる。

 誰も気が付かないところで、反則を使えば、反則と取られない。

 悪質な反則をちらつかせ、相手をビビらせて失敗させるのはありだ。

 やられる方も、自分を守らなければならない責任がある。

そういう、世界でガンガン、打たれながらも、まじめに頑張っている人達。
時には、反則を使う事もあるかもしれない。
時には、悲鳴をあげて助けを求める事もあるかもしれない。

壊れそうになったら1、2回逃てもいい!     なんといわれたって、自分を守る権利があるのだ!     
時には、エスケープして戦力を立て直す事もあるかもしれない。
 

それでも、みんな自主的に頑張っている。
考えてみれば、みんな人間のプロだな。





       

2007.08.23 Thursday

生け花の配達

 1月と8月は、生け花の配達が、比較的ヒマになる。
9月になると、もう、交ぜ生けの時期だ。  
キキョウ、オミナエシ、リンドウ、ススキ、・・・・

 もう、秋だねー。
一体、何度、これを繰り返した事か?
生け花の仕事には、数々の思い出がある。

 華展や研究会で、必死になって花材を捜しまわった事。
夜、遅くまでお正月花をよせていた事。
配達に行った時、先生が倒れていて、亡くなっていた事。
楽しかった事も、悲しかった時もあった。

 ほんとうに、真剣に勉強した。
花展の花を組むにも、一ぱい、一ぱい、刀鍛冶が日本刀でも打つような気持ちで、よせたものだった。

 先生方の中にも、自分の寿命を削る思いで生ける人達もいる。
地方でコンクールのある前の晩、ホテルの自分の部屋に花を入れ、窓を開け、室内の気温を下げ、花の様子を確認しながら、自分は寝ず、食べず、・・・その方が、感性が鋭くなるというのだ。

 花を捜す方も、大変だった。  大雨の後で、花はなし・・・・電話をかけまわって捜したがどこにもない。   緊急で全国の生花市場に電話したが無い。  いや・・・ある・・・・この月の下、人知れず、沼の畔に一輪・・・・   

 見つけたのは、ベテランの山捕りさんだった。
「無理だ、電話では取りに行けない。」との事だった。
大雨の後で、沼が、底なし沼になってしまったのだ。
胴長をはいて、取りにいけば、老人の命は無い。

 だが、捕りに行ってくれたのだ。   腰まで沈み、胴長に水が入り始める寸前で、手を伸ばし、見事に茎を切って手渡してくれたらしい。

 だが、間に合わない。  もうコンクールの開始時間になる。
もう、搬入口からじゃ間に合わない。
正面玄関のまん前に車を止め、廊下を走る、走る!
そして、ついに、生け手に花が手渡される。

 9月から、お稽古、再開だ。    忙しくなるな・・・・
      
 

 



 
 
 

2007.08.22 Wednesday

携帯基本料戦争勃発

 ちょっと気になるので今日は携帯の話をする。
 本日から、携帯電話の本格的な料金戦争が始まる。  まず、口火を切ったのは、やはりNTTドコモだった。   すべての契約者の携帯月額基本使用料を半額にするということだ。    auも、これに対抗し、9月に。同じ仕組みを導入。    これに対し、ソフトバンクは様子見、現状維持、すでに開始している家族同士の通話が無料の「ホワイト家族24」で十分、対抗できると考えているらしい。

 いずれにしても、携帯の月額が安くなるのは、うれしい事である。
おそらく、各メーカーともかなりのリスクを覚悟のうえで、値下げを行うのだと思うが、何もわからないユーザーの俺としては、今までが高すぎたように思えてしまう。

 代わりにデータ通信の速度を早くして料金を上げればいいじゃん。  などと勝手な事ばかり考えてしまう。

無線RANなり何なり開始してモバイルもじゃんじゃん、俺のブログ見にきてほしいもんねー。

 でも、ほとんどの人は、簡単に扱える携帯を望んでる。
昨日、ヤマダ電機にいったら、携帯のコーナーは次のようにコーナーが分かれてた。

 ワンセグ携帯コーナー      携帯でTVが見たい人向き
 カメラ携帯コーナー        カメラとしての機能重視の人向け
 スタイリッシュ携帯コーナー   機能は標準でも、おしゃれな携帯がほしい人向け
 かんたん携帯コーナー      使い方が、簡単な携帯。
 高性能携帯コーナー       そのまんまだけど、高性能な携帯がほしい人向け

 花屋の俺はどうかというと、WillcomのWX310K 通称「京ぽん2」を愛用している。

                         携帯基本料戦争勃発
                            愛機 「京ぽん2」

「京ぽん2」という事は、「1」があったのか?という話になるが、これが あったのだ。
どちらも、お気にいりの名機だった。
携帯も花と同じで、それぞれが気に入ったものを持てばそれでいい。

 しかし、ガソリン代が高くなった分、通信費が安くなってほしいと願うのも、俺達ユーザーだ。    こうなると、これから気に入ったモノより、安いもの重視になってしまうのかもしれない。     そう考えれば、本日より始まった携帯基本料戦争勃発はユーザーのニーズをよくつかんでいるような気もする。

 心配なのは、過渡期を過ぎてインフレにならないでほしいな。

                        
        

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