緑道

札幌の元花屋さんのブログ いろんな事 書いてます。

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2020.10.22 Thursday

キタキツネ が家の周りで生息している

 先日から キタキツネ が うちのまわりを うろうろしている

夜 帰って来ると となりの アパートで  

そして、昨日は 迎えのうちの庭の 池で 水を飲んでいた

 その くせ者を捉えた 証拠写真が これだ(笑)

  キタキツネ

毛並みが ボロボロなのだが、苦労して生きてるためか、毛の生え変わりの時期だからなのかは 不明

キタキツネのは、エキノコックスという 寄生虫が いるので注意が必要だ

 どうする? ったって 様子を見てるしかない


2020.09.14 Monday

庭で 雷鳥(ライチョウ)が 雨宿りしてる

 家の庭に ライチョウ が来ました

大分 昔にも 一度、来たことがあるのですが

 その時は、庭の木の赤い実を食べに来たようでした

 でも、今回は じっとしていて、動く様子がありません

雨宿りしているようです

 風も強いので、風よけに都合が よいのでしょう

  シッポをこっちに向けている所を 動画で撮りました

      

 しばらく経って また、行ってみると、顔を こっちに向けていたので、また、動画を撮りましたが

  はっきりとは、解りにくいかもしれません

      

 もしかすると 天候が 回復するまで 家の庭で 居座る気かも知れません

            雷鳥? 札幌市西区


2020.09.08 Tuesday

リス たちの 知恵

 いつもの 道を歩いていると 木に 何か動く 小さな影がありました

 エゾリスのようです  ようく見ると 二匹いるのが見えます

 たぶん つがい なのでしょう

  私は すぐに 動画を撮りました    

     

 どうやら 冬に備えて 2匹で 食料 を集めているようです

  そう思って足元を探してみると どんぐりの実 が たくさん 落ちていました

           どんぐり の実

 これらを 沢山 拾い集め 巣の中に 溜めておけば、洪水などの備えにもなりますし、冬の間の貴重な栄養源にもなります

  私達が 自然界から学ぶことは まだまだ 沢山あるのではないのでしょうか


2013.11.01 Friday

たまに 散歩に行く ワン!!!

JUGEMテーマ:日記・一般
 
 今日は、散歩に行って来た ワン!

日も短くなって 木の葉も 大分 落ちて 地面には落ち葉が いっぱい 落ちていたワン!!

 木漏れ日を浴びながら ハシ ハシ 言いながら歩いていくと 綺麗なところに出た ワン!

          緑道2

 川は 雨上がりで 水かさが増し 流れも 今日は速かったのだ〜〜。

やや冷たい空気は、秋のにおいがして その 新鮮な空気を 胸 いっぱい 吸いこんだら 気持ちが落ち着いたワン!

 更に ハシ ハシ 進んでいくと、連れてきてくれた人が、「脚が疲れた・・・」 と言い、来たときと また、違った道を 引き返して 帰ってきたワン。

          緑道

 白樺の葉は、黄色くなり、桜の葉は、赤くなるのだワン!

秋の お散歩は、気分をリフレッシュして やる気を 起こさせてくれるので・・・   大変、良いのであ〜〜る!

2008.01.26 Saturday

フラワーアートの歴史 たんぽぽ博士著

 私達人類は、いつころからフラワーデザインの歴史を歩む事になったのでしょう。
西欧文明の歴史を古代エジプト文明にたどるとするなら、その頃はすでに人々は花の美に目覚めていたといえるでしょう。
当時のエジプト人達は蓮を聖なる花として崇めていました。
その為、数々の壁画や工芸品にそのモチーフが描かれているのを 私達は今日でも目にする事ができます。

 それらのデザインの中には、他の植物と組み合わせた図案などもあり、そこからは意図的なハーモニーを求めたアレンジメントの夜明けをうかがい知る事ができます。
また、別れに関する植物の贈りもの・・・現代でいうギフトの習慣があった事が知られています。
この別れの時、きんぽうげの花でつくった花冠を贈る事により追憶を願うという美しい伝統は、その後ギリシアにおいて、有名なローリエの冠として英雄の頭を飾る事となっていきます。

 ギリシア人達は花に美の装飾性を求めるだけではなく、香りの高い緑葉を重視しました。
タイム、セージ、ローリエ・・・中でも特にオリーブは、聖なる植物として儀式には不可欠であった事がよく知られています。

 古代ギリシアにはいくつかのポリス(都市国家)が存在しましたが、当時アテネには「グリーセル」と人々から呼ばれる花売りが存在し、祭りの日などに高価で花を商っていたようです。
また、この時代ギリシアと関わりのあったポンペイの遺跡の壁画の中には、花をつかみ、壺に挿しているキューピットの姿が描かれていて、この事から花を飾る習慣があった事が裏づけされています。

さて、歴史をたどりエジプト、ギリシア、ポンペイと旅をつづけて来たついでに、もう少し足を伸ばしローマまで行ってみる事にしましょう。
ローマ時代になると植物の主役の座はバラの花が独占するようになります。
バラは「名誉」と「祝福」と「愛」のシンボルとして各種装飾のモチーフとして他の草花とともにアレンジされるようになりました。

バラの花はそれまでの歴史の植物の楽しみ方の要素をすべて持っていて、花冠として用いたり、アクセサリーや香りを楽しむ使い方もされ、時には名誉を讃える花として勇者の足元にまかれたりもしました。


                   たんぽぽ博士と雪
                                   たんぽぽ博士

 やがてローマ帝国は衰退しカソリックが強く影響する中世へと時代は移り変わります。
残念なことにこの時代、花は室内装飾としての存在感はしばらく影をひそめる事になります。
なぜでしょうか?   カソリックの宗教的思想に基づき、花には、一定の意味とシンボルとしての役割が定めなれるようになったのです。

ただし、宗教画の画面に表される事はよくありました。
ユリはローマ時代には、ヴィーナスのシンボルとされていましたが、この時代では貞操と繁栄のシンボルとなり聖母マリアを象徴し「受胎告知」の絵画において必要不可欠の画題として登場することになってゆきます。

ベネディクト派修道会の人々は、バラに薬草としての効果から大量生産するようになりましたが、それはそれまでの装飾品としてのものではありませんでした。
バラ園のバラは稀にテーブルや室内をにぎわす事もあったと考えられますが、ヨーロッパ中世において花は花輪として儀式に供される以外、鑑賞の為に用いられる事はほとんどありませんでした。

 しかし、そうした反面、民衆達により花をアクセサリーとし髪や帽子に飾る習慣が生活に浸透したのもこの時代でした。
1268年にはパリでシャブリエール(花帽子職人)・ブクティエール(花束職人)の組合が組織され、またフラワーアレンジメントが職業として成立するようになってきます。
花の職業が発生したのです。

 おもしろい話をひとつ付け加えなければなりません。
ヨーロッパ中世はカソリック教理が強い影響を及ぼす厳格で男尊女卑の時代でした。
花を飾らない文明、そのような時代に花の職業は発生し、同時に女性の専業となり、男性達は逆に排除されてしまいました。
それまで虐待されていた女性達は自らの特技をいかして立ち上がったのです。
これは世界史上、「自立する女性」のはじまりであったといえるかもしれません。
JUGEMテーマ:アート・デザイン



2007.10.22 Monday

紅葉のしくみ たんぽぽ博士著

 日本には、美しい四季がありますが、秋の醍醐味といえば何といっても 山や森を彩る紅葉といえるでしょう。
しかし、一体なぜ秋になると、木々の葉はあのような美しい赤や黄色やオレンジ色に変化し、私達の心を和ませてくれるのでしょうか?
そしてまた、葉が色を変化させる事により 樹木にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 それでは みなさん、今回は私と一緒に樹木の世界に足を踏み入れ、木々達がどのようなメカニズムで葉の色を変えて行くのか探ってみる事にしましょう。

 季節は秋となり気温が下がり始めました。
一般に紅葉は、1日の最低気温が8度以下の日が続くと色づき始め、さらに5度以下になると一気に進むといわれています。
今、私達のそばにある木も気温が下がり、葉から水分が蒸散せず、根から水分を吸収する力が衰えはじめました。
このままでは、通常通りに葉から水分を発散すると樹木は枯れてしまいます。

おや、葉と茎の付 け根の部分に何かが起こり始めました。
ここは、枯れ葉として葉を落とす切り離しポイントで「離層」と呼ばれる組織なのですが、この組織がコルク状に変化し、水を葉に流れ難くしはじめました。

 葉の中では、「光合成」により 糖分やデンプンの製造がされていますが、こうなるとそれらが茎や枝、幹に流れなくなり、どんどん葉の中に蓄積されてしまいます。
蓄積された糖分は酵素の働きによって、赤や黄色になる色素になっていきます。
また、葉の緑色を形成している物質である「クロロフィル」が、紫外線やアミノ酸などにより分解され、緑色の色素が減少し、赤や黄色の色素が目立つようになります。
これが 葉が緑色から赤や黄色へと変化し、紅葉するわけなのです。

 さて、みなさん紅葉する樹木ですが、これも種類によって、葉が赤くなるもの、黄色くなるもの、褐色になるものが決まっています。
厳密にいうと、赤色に変わるものを「紅葉」(こうよう)、黄色に変わるものを「黄葉」(おうよう)、褐色に変わるものを「褐葉」(かつよう)と呼びます。
しかし、時期が同じなためか、これらすべてを総称して、私達は「紅葉」と呼んでいます。

紅葉は樹木だけではなく、草や低木の葉にもおこります。
そういったものを「草紅葉」といいます。

 ところでみなさん、こうした紅葉や草紅葉の色の違いは、なぜ起こるのでしょうか?
ここまで、私達は樹木の葉の中で、酵素の働きによって糖分が色素に変化する様をみてきました。
実は、このとき、変化した色素の量によって紅葉する色の違いが生じるのです。

 赤く紅葉する葉が作る色素は、アントシアンです。
この色素はポリフェノールの一種で、赤、ピンク、紫、青、黒系色素として、植物の葉、花、茎、果実に含まれるものです。

 黄色く紅葉する葉が作る色素は、カロチノイドで、これはファイトケミカルの一種です。
ニンジン、アプリコット、カボチャ類にみられるように、オレンジ色、ピンクあるいは赤色など派手な色彩の植物に多く含まれています。
カロチノイド色素は植物だけではなく、動物にもごく少数ですが、この色素を含むものがいます。  
鮭やイクラ、エビやカニの甲羅などの赤い色の色素がこれにあたります。

 褐色に紅葉する葉が作る色素はフロバフェンで、これは、葉中のカテキン類が変化して出来る色素で、タンニンと複雑に酸化重合した褐色物質の総称です。

この他にも紫や茶褐色などの例外もありますが、いずれも色素の違いにより葉の色が決定される訳です。

                    たんぽぽ博士紅葉を語る
                           たんぽぽ博士

 色の違いのはなしは、ここまでとして、次は葉が紅葉することで、いったい木々にとってどのようなメリットがあるのかという事についてお答えしましょう。
結論から答えると、植物にとって紅葉するメリットはありません。

その説明について、人間の傷の上にかぶさっているカサブタを例にとって説明する人もいます。
つまり人の体の一部ではあるけど生きてはいない。
逆に植物が、人間のカサブタの色を見て、あれは血液中の成分であるヘモグロビンが固まった色だが、あんな色になって人間にどういったメリットがあるのですか?とたずねているのと同じ事で、結果的に色付いただけのものなのです。

 ただ、落葉することにメリットはあるですか?と尋ねられれば、メリットはあるのです。
光合成に不利な冬の間に葉を交換するのは、植物にとり、もっとも効率がいいと言えます。
落葉樹は葉を落とすために、葉と枝の間に壁を作る訳ですが、簡単にいえば、その副作用により葉は紅葉しているだけなのです。

 私達人類は、そうして彩られた森林や山々を見て、色彩が美しいと感動している訳です。
ですが、みなさん、こうした紅葉は地域によって若干、色あいが異なります。
同じ場所でも、毎年、美しい年もあれば、美しくない年もあります。
なぜでしょうか?   
紅葉の美しくなる条件とは、一体何なのでしょうか?

紅葉が美しくなる為には、気温、日光、水の3つのポイントが重要になるといわれています。
なかでも気温がもっとも 影響力を持ち、「秋の冷え込みが急」で、「昼と夜の気温の差が大きい」程、紅葉は綺麗になります。
この温度差が紅葉のメカニズムを促進させ、ムラ無く一斉に変色させ、葉の色合いをよくする事になるのです。
北国の紅葉が、美しいといわれるのもこの為なのですが、その他にも「夏が暑く日照時間が長い」「夏に充分な雨が降る」「湿気が少なく乾燥している」などの条件があげられます。
全国の紅葉の名所にはこの条件をよく満たす山岳地帯が多いといわれています。



2007.08.18 Saturday

フラワーセラピーへの招待 たんぽぽ博士著

 私達、人間はいつ頃から、花を使って、心を和ませたり、癒したりするようになったのでしょうか。
北イラクのシャニダール遺跡には、今から約4万年前のネアンデルタール人の共同墓地があり、この中の人骨の周辺から花粉が発見されています。
このことから、おそらくこの頃 すでに、花を使い何らかの弔いを行っていたと考えられます。
つまり、花によって、傷ついた心や体を、癒そうという試みは、有史以前から行われていた訳です。
 このような試みは、近年、フラワーセラピーとよばれるようになり、心理学的な面や医学的な面から研究されるようになってきました。
フラワーセラピーは、まだ完全に体系化されたジャンルではなく、研究段階にあるのですが、その中には知名度の高い分野もいくつか存在しています。
例えば、アロマテラピーやフラワーエッセンスなどもその中に含まれるものです。
 したがって、花のもつ香り、色や形の精神的効果、成分の医薬的効果、・・・これらの総合的な研究と実践が、これからのフラワーセラピスト達の重大な使命となる事でしょう。
 活躍の場は家庭から職場、特に施設や病院で長期間、生活をしなければならない人達に自然や季節を感じる機会を与える立場となります。
 きっと、フラワーセラピストは、人と花の間に入り、三位一体のかたちとなり、精神、身体、この両面から副作用のない治療、予防に最大限に貢献する時代が、もうじき来ることでしょう。

                             たんぽぽ博士フラワーセラピーを語る
                                  たんぽぽ博士

 この分野には、一般の人達でも簡単に役立てられるものもあります。
今日はその中からいくつか紹介しておきましょう。

      (効果別による花わけ)

  1 リラックスの効果をもたらす花
      カーネイション、アイリス、シクラメン、スイトピー、チューリップ(白・淡色)、他
  2 精神安定の効果をもたらす花
      スイトピー(ピンク)、アイリス、リンドウ、かすみそう、フリージア、他
  3 ストレスを解消する花
      すずらん、ダリア、梅の花、金魚草、桔梗、スイトピー、他
  4 心身の疲労回復を行う花
      ラベンダー、ストック、椿、けいとう(赤)、アジサイ、他
  5 気分を明るくする効果をもたらす花
      ヒヤシンス、シクラメン、アルストロメリア、ほうずき、ばら、他
  6 不眠症に効く花
      ラベンダー、かすみそう、ひまわり、アイリス、スターチス、他
  7 ダイエットに効果をもたらす花
      トルコ桔梗、菊、ゆり、リンドウ、他

      (花の色による効果)

  1 紫色の花
      紫色の花は高血圧を予防し興奮をおさえる為、不眠症に効果があります。
      この事から、かたこり、耳なり、頭痛に効果的です。

  2 赤色の花
      この色の花は、大脳を刺激し、神経を興奮させる為、血圧が上昇し、気分を上揚させる結果となります。
      この性質を利用して、低血圧、冷え性に効果を発揮します。

  3 黄色い花
      胃腸系に効果をもたらす色です。 消化吸収力を高めることとなり、その為、やる気がでてきます。
      貧血、めまい、食欲不振、糖尿病に効果があるといえるでしょう。

  4 白色い花
      白い花は、呼吸器系を活性化します。 この結果、血圧が安定して気分を落ち着かせる効果があります。
      この色の花は、皮膚病、ぜんそく、ダイエットに効果を発揮します。

  5 青色の花
      これは、高ぶった感情を落ち着かせ、精神的な疲れや自律神経のバランスを整える色の花です
      高血圧、不眠症、眼精疲労などに効果があります。

 こうした、効果を多くの人に紹介していく事も、フラワーセラピーの役割のひとつです。
 私達には、ある期待があります。
北海道札幌市にある、全国の校内暴力の火付け役となった中学校の母親達が、自分達でも、何かできないかと、真剣に悩み、話し合い、無力に打ちひしがれ、ワラをもすがる気持ちで校内のあちこちに、交代で花瓶に花を飾り続けた話があります。
 母親達は、必死に必死に花を活け続けた結果、驚くべき事に効果があったのです。

 この事から、花をとおして、母親達と子供達の三位一体の目に見えないなんらかの力が、そこにあった事が考えられるのです。
このように、花のもつ力には、まだまだ予期できないものも数多く存在します。

 このまま研究がすすめば、きっと、この分野も、個人の為だけではなく、大きく社会に貢献する事となり、市民権を得る日がもうすぐやって来る事でしょう。

 未来のフラワーセラピスト達の手によって・・・
 
 
 

   



 

2007.07.28 Saturday

観葉植物と私達 たんぽぽ博士著

 病院の開院祝い、オフィス開き、リニューアル、新築祝いなどで多く送られるのが、観葉植物です。
 もしかしたら、みなさんの部屋やオフィスにも観葉植物が置かれているかもしれません。
 忘れ去られて、伸び放題になっていたり枯れかけていたりしてはいないでしょうか?
 
今日は、そのご愛用の観葉植物を眺めながら、室内に置くメリットついてもう一度、考えてみましょう。

1・空気の清浄化
 最近の建造物は、省エネ対策として、機密性を高めたものが多く、その上,空調設備のうえでも換気量を減少させる傾向にあるようです。
 
新築の住居やリニューアル直後の室内には、建材や壁紙、カーッペット用接着剤、床用ワックス、洗剤、カーテン用防虫防炎剤、事務用機器の稼動中発散物質といった、人体に有害な物質が大量に空気に含まれています。
 
植物達は光合成を行う際、炭酸ガスと同時にこれらの汚染物質を取り込んで土の中に送り、微生物の餌として、分解させてくれます。
 新築祝いに観葉植物を贈るのには、そういった事も期待できる為です。

2・殺菌
 植物からは、森林浴で我々がリフレッシュできる要素のひとつであるフィトンチッドが常に放出されています。
 フィトンチッドは、ダニやカビ、虫を殺す化学物質で、本来は植物が自らの身を守る為発生させているものです。
 
現在のところ、この物質は他にも消臭、抗菌、防虫効果 人体面では、自律神経の安定、血圧降下、肝機能の改善、などの効果がある事が、実験により証明されています。

3・乾燥の防止
みなさんの部屋の観葉植物は、美容にも必死に貢献していたのです。
周知のとおり、植物の葉は、常に水分を蒸散させ、空気に潤いを与えています。
このため、エアコンによる、肌の過乾燥、ドライアイ等に常に効果を発揮しています。
加湿器との大きな差は、水ににおいがなく、OA機器にもやさしいという長所でしょう。

4・風邪の予防
これまでにふれた乾燥の防止と殺菌効果から、風邪やインフルエンザの防止効果があるともいえるでしょう。
 愛用の観葉植物は、特に換気の少ない冬期間にみなさんの健康を守ろうと、人知れず威力を発揮していたのです。

5・視覚疲労の回復
これも、よく知られている事ですが、植物を眺める事で大脳皮質の活動が活性化されその結果、視覚疲労が解消されることが解っています。
 
もともと、緑色の光の波長は網膜に負担をかけず、長時間、集中力を高める必要のある場に使用される事が多いものです。
例えば、ビリヤードの台や黒板など、注意して探すといろいろなところで、この色が使われているはずです。
また、先のドライアイの防止も視覚疲労防止の大きな理由のひとつといえるでしょう。

6・電磁波の吸収
携帯電話、電子機器に使われる、人体に有害な電磁波、電子レンジから発生する強力なマイクロ波。 
これらを、観葉植物が吸収し、みなさんを守っていました。

7・脳の活性化
植物による光合成は、二酸化炭素濃度を押さえ、酸素量を増加させる事により、脳の活動を著しく向上させ、その結果、勉強や仕事の効率がアップします。

また、人間は物陰や壁の近くにいると落ち着く習性を本能的に持っています。この性質をエッジ効果というのですが、大きな植物の横のデスクに座っている人は、リラックスでき、落ち着いて作業できる事が広く知られています。

            たんぽぽ博士と大きな木
                 たんぽぽ博士
 しかし、残念ながら、これらのすばらしい効力も、植物に愛情をそそげず、根や葉や茎に元気がない状態では期待できません。
           
これまで、こんなに頑張ってくれていたのですから、どうかこれからも愛情を持って接してみてあげてください。

 さいごに、フラシーボ効果についてふれておきたいと思います。
これは、今日、話した事を再認識し、みなさんが、もっていた植物に愛着が沸き、この事はよいことだと、思うことにより本当に体が健康になっていく効果です。
 
きっと、これからは、みなさんと、部屋の観葉植物がお互い助け合い、ともに力をあわせ、このフラシーボ効果により、いつまでも健康で美しくある事でしょう。
 

2007.07.05 Thursday

甦った健康法 たんぽぽ博士著

 最近の健康グッズのひとつに、マイナスイオン発生機があります。
 なぜ、このようにマイナスイオンが注目されるようになったのでしょうか?

 事のおこりはこうでした。 エジプトでは、昔から、世界各国の発掘チームがピラミットへとやってきて研究していました。 この作業を行った者の中である不思議な噂が広まり始めました。 この仕事をすると、病気にかかりにくい。 また、長年 患っていた病気が治ったというものでした。 それは、特に王の間の壁面ちかくで作業した者に集中しておこった出来事だったのです。

 1970年代になると、噂は世界中にひろまりました。 ピラミットには科学では、正銘できない不可思議なちからがあると、そして、これらの力はピラミットパワーとよばれるようになり、ピラミットの模型の中で瞑想する人々や、ピラミットの形をしたグッズが売られるようになりました。 しかし、実際にそれらを使用した人々には、何も起こりませんでした。

 一体なぜでしょうか? 謎を解く鍵は、ピラミットの形ではなく、王の間の材質である、花崗岩にありました。

花崗岩は磁気を帯びた鉱物を含み、王の間 壁面付近では、通常の8倍にも達する磁力が発生していたのです。 この強い磁力が放出され、空気中よりローレンツ力という作用により電子が放出され、酸素や二酸化炭素と結びつき大量のマイナスイオンが発生していたのです。

 噂の真相はこのマイナスイオンが原因でした。 呼吸によりマイナスイオンが、人体の血液中に溶け込み、全身に行き渡ると 肩こりや筋肉痛、筋肉疲労の原因である、乳酸が分解されそれらの症状は軽減されていたわけです。

 また、マイナスイオンには、リンパ球を活性化させ、免疫細胞であるNK細胞の攻撃力を向上させる効果もあり、その事も原因となっていたわけです。
 
 このようなマイナスイオンは噴水や滝のまわりにも多く存在します。

たんぽぽ博士と滝
    たんぽぽ博士

 ここでは、水同士の激しいぶつかりにより瞬間的な粉砕現象がおこります。 水滴は粉砕されると水滴面がマイナス電位にその外側はプラス電位の電気二重層を形成する性質があり、外側のプラス電位に触れる空気はマイナスに帯電します。 この為、周辺の空気にマイナスイオンが発生する結果となるわけです。 
このような、現象をレナード効果といいます。

 ところでみなさん、マイナスイオンはこうした大掛かりなカラクリでなくとも、私達のまわりにも多く存在するものです。

霧吹きを室内に散布した後の数分間、たったこれだけでも、レナード効果によるマイナスイオンが発生します。

また、自然の中で軽い運動をすることにより、体内にマイナスイオンを取り込む方法もあります。

サンセペリア(トラの尾)などのマイナスイオンを多く発生させる植物を育てる事も効果があります。

 いずれにせよ、紀元前エジプトのピラミットパワーは私達の身の回りにこうして、繁栄される事となったのです
 しかし、まだ謎は残されています。 一体、誰が、5000年以上も昔に、この原理を認知し得たのでしょうか? 
 
 
 


2007.06.23 Saturday

花を手にする時 → たんぽぽ博士著

 人類が、地球上に誕生するはるか以前から、植物は生息していました。 地球上に生息する生物は動物界と植物界に分けられます。 動物と植物のちがいは、

 葉緑素をもち、光合成を行い、無機物から有機物をつくりだす事

 細胞の外側に細胞膜ができる事

 成長点や形成層などの細胞分裂によって成長する事

などがあげられます。 また植物は一般に運動能力をもっていません。 しかし、下等な ミドリムシ等のように動物との中間的なものもいくつか存在します。 これは、動物と植物が、原始生物から進化し二つにわかれたものであり、当然、その中間的なものも存在するわけです。

 今から3億7000万年程前、それまで海でくらしていた生物の中で最初に上陸したのは、海草が進化してできた植物でした。 これらの植物を追って、動物も上陸をはじめます。 植物は、陸地にロボク、リンボク、フウインボクなどの大森林をつくり、こういった大木が今、私達が石炭として利用しているものです。 
 その後、植物は環境などに応じて、種族がわかれていきます。 花をつける種子植物はその中のほんの一部のグループにすぎません。

 散歩
 たんぽぽ博士

 私達人間も同じように、生物の進化という長い旅路の末、動物界のなかで、ほんのわずか一部のグループとして存在することに成功しました。 人と花が同時代、同じ大地で接する奇跡が、実現した訳です。

 つまり、みなさんが花を手にとる時、その花は、みなさんの親の親の親の・・・気が遠くなるほど遠い、親の、子の、子の・・・・子。 みなさんの遠い遠い、実の親戚だという事です。 何億年という時を越えて。


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